脱力が大事だとは聞くけど、どう脱力していいか分からない。
色んな音色を出したいけど、いつも同じような音色になってしまう。
これ以上ピアノは上手くならないだろうと諦めているが、本当はもっと上手くなりたい。
ピアノを弾いていると、短時間で腕や手が疲れる、又は痛くなる。
ライグラフメソッドの可能性。姿勢を意識するだけで音が変わる!力が抜けている状態を知ること、腕の重さと各部分の関節を意識し、腕の重さを指にのせて弾く。力まないで腕の重さだけで音を出す事を目指す。
腕の重さをコントロールしていく事にチャレンジ!腕の重さを使って和音を弾き、押さえつけずに弱音から強音までの音を出す。そして腕の重さを指から指に移動して弾くレガートにも挑戦!
2日間の復習。一緒に練習をしてその場でフィードバックを行います。応用として、学んだ奏法が曲の中でどう使えるか、一緒に考えながら実践していく。
ランゲンハーン先生のピアノ奏法のこの本は、今は絶版になっています。そんな幻の本の中から抜粋して、ライグラフメソッドとの共通点でもある部分を少しでも分かりやすくするために、解説を加えながらまとめました。
4歳に桐朋学園大学附属子供のための音楽教室入室、ピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て、 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。その後渡独し、ドイツ国立マンハイム音楽大学芸術家育成課程を最高点で卒業、 同大学院ソリスト演奏家課程を修了、同時にドイツ国家演奏家資格を取得する。
ドイツ留学中ライグラフメソッドと出会い、これが自分の求めていたものだ!とその奏法に衝撃を受ける。何通りかの音の出し方を学び、自分のイメージした音に近づくための引き出しを増やしていけるこのメソッドを、ハンス・ライグラフ門下だった先生から直接指導を受け、自身は孫弟子となる。
2006年にドイツ・ルードヴィクスハーフェンで行ったリサイタルでは
「日本人ピアニスト、清水英恵の演奏は、卓越した技術と深く貫かれた音楽性バランス、それのまさに模範となるものを聴かせてくれた。{2006年1月 Die Rheinlandpfalz}」
と高い評価を受ける。
2008年イタリア国際音楽コンクール”Premio Citta’di Padova”で2位。
2009年ソリストとして、最も難易度の高いピアノ協奏曲の1つと言われるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を、ドイツ・バーデンバーデンフィルハーモニーと共演。
帰国後、2010年より桐朋学園大学附属子供のための音楽教室ピアノ講師として、後進の指導に当たっている。
帰国、結婚、出産、子育てと環境が変わりながらも演奏・ピアノ指導を続けてきたが、父の闘病、そして子育て中のコロナの流行で数年間塞ぎ込んでいた。そんな中オンラインの可能性を知り、半年足らずで今年2月に、ピアノ脱力ライグラフメソッド実践講座を開講。全国各地やヨーロッパからもピアノ指導者、作曲者の方々が参加。とても説明が分かりやすい!と受講して下さった方々からたくさんのお喜びの声を頂き、
ライグラフメソッドを広める活動を本格化させる。
現在9歳息子、5歳娘を持つ二児の母。